カヤック・フィッシング

11月に入ってさぞかし寒い海に…と想像されるかもしれませんが、先日は日中20℃近くありドライスーツの中は蒸れました。

残念なことに葉山沖はほぼ無風。11月でこうなるとは・・・。

そうなれば釣りをやるしかありません。フィッシングにとっては絶好の日和なのです。

疑似餌(ルアー)でタイラバという仕掛け、それで臨みました。その名の通り「鯛」狙いです。ピンク色に輝く真鯛を期待しておりました。f:id:kayakadv1:20191116092544j:plain

◆タイラバとはこういうルアー(種類は星の数ほどある)◆

しばらくしたらすごい引きが来ましたが、あげてみたら30cmくらいのフグ。すぐ海に返しました。

その日に初めて教えてもらった葉山沖の “ろ八丁” と呼ばれる海域まで行きましたが、釣れなかっただけでなく、ちょっと失敗しました。その“ろ八丁”は結構沖合いだったのです。

朝は微風の追い風。軽いタンデムアイランドはそんな中でもスルスルと走っていきました。ところが午後になるとぴたりと風がやんでしまいました。

風の力で楽々返れるかと思ったら、人力で進まないといけません。

こんな時、タンデムアイランドは威力を発揮します。ミラージュドライブで快適に走れるのです。これは見れば見るほど不思議な構造をしていて、よくこれで推進力が得られるなぁと感心します。

手でパドルを漕いでみましたが、脚で漕いだほうが断然楽だし推進力が全く違うのも実感しました。

マリーナに戻ると、小型ボートで釣りをしていた方々の釣果が明らかに。

皆さん数は多くないのですが、70cmものワラサ(ぶりの子供)は見事でした。小さいけれどきれいなマグロ、ホウボウもあがっていました。同じ仕掛けで釣っていても、私みたいに志の低い人にはかかってくれないのだと反省しました。

アドベンチャーアイランドを楽しまれているyujiさんもいらしていて、話が止まりません。

yujiさんから嬉しい情報をいただきました。私たちは江ノ島ヨットハーバーも利用できるのだそうです。

私が問い合わした時は“ボート”の持ち込みは出来ないと言われましたが、“セイリングボート”なら良いのですね!ありがとうございます!

先日、立派な真鯛を釣り上げていたyujiさんも今日はダメだったみたいで、“エソ”だけでしたよ、と。初めて聞いた魚の名前でした。骨が多くすり身でしか・・・というかたもいれば刺身でおいしいよという人もいて謎の魚です。

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◆エソとはこういう魚◆

楽しい一日でしたが撮る写真もなく、報告はこれまで。

あらためてHobieアイランドシリーズは、ヨット、カヤック、フィッシング、キャンプができる珍しく特殊な乗り物だということを再認識しました。

実はタンデムアイランド3シーズン目にして釣りは今年になってから。この日は2回目。まだまだですね。

着ていくものに困るわ~ 

令和最初の夏は・・・「も」ですか、暑過ぎました。外で遊んではいけない、と思わせるのにじゅうぶんな気温でした。

季節が移ろうのは早いもので、涼しくなってきたかと思ったら冬至(今年は12月22日)を迎えようとしています。


海遊びに慣れていない方にとって、夏以外に海で遊ぶイメージはできないかもしれません。
カヤックに乗ろうと誘っても、寒くてとんでもない!と思うかもしれません。

大丈夫です!

自分用とゲスト用に夏以外で着るための2ピースのドライスーツを揃えました。
首、手首、足首から水が入ってこないようになっている薄い生地の防水スーツで、気温に応じて中に着こむものを変えるのです。

カヤックで走ってしぶきがかかっても、足元やお尻が水に浸っていても心配いりません。濡れないのです。露出しているのは首から上と足首から下だけです。

 

トイレはできるだけ海に出る前に済ませておくといいのですが、さっき行ったのに海に出た瞬間に尿意を催すこともあります。そこでちょうどいいアイテムがあります。

介護用パンツ。どうせ見えないので他人の目を気にすることはありません。

これで真冬以外、一年中海に出られます!
すでに2シーズン目になりましたがドライスーツはとっても快適です。

さすがにこれまで酷寒の海に出はしませんでしたが、ドライスーツを得たことでかなり海に出られる日が多くなりました。

 

さて、春秋用のウェアにもいろいろ種類があります。自分の経験や失敗、お店の人から聞いたアドバイスを踏まえて書きます。これからの季節(海で)何を着たらいいんだろう・・・と考えている方に参考になれば幸いです。

 

あらためて、これからの季節、着るものに困ったかたはこんなことで悩んでいませんか?

ウエットスーツドライスーツ、それともセミドライスーツ

②ワンピースかツーピースか

③薄い生地のドライスーツででインナーで調整するか、分厚い生地で真冬に備えるか

④首元、手首、足首の防水はラテックスゴムか、ネオプレンゴムか

⑤冬だけを考えるか、春秋にもつかえるものを考えるか

⑥露出する手、足、頭のガードをどうするか

 

まず、お店の人に「ウエットは濡れるとその後寒いですよ~」とアドバイスされ、ウエットは選択肢から消えました。

ドライスーツは昔、ダイビングをしたときにお世話になりました。その時に出始めたThin dry suits(シン(薄い)・ドライスーツ)という当時は画期的なウェアでした。

それまでのドライスーツはもうモコモコのお化けみたいなもので、これがあれば南極でも潜れる・・・みたいなものしかありませでした。値段も数十万円。

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◆本格的なドライスーツ。これなら氷の下でも泳げます・・・が◆


対してシン・ドライスーツは薄いけど硬めの生地で軽いし持ち運びもラク。価格は当時8万円でした。中に着るもので調整すれば真夏以外使えました。その経験があるので、タンデムアイランドでは薄手のドライスーツ・・・それもツーピースにしました。ワンピースタイプでちょうど!というのが無かったのです。

あと、セミドライは、試着したことも無く検討から外れました。

で、上記④について。これは重要かもしれません。

私はネオプレンゴムのものを選びました。ラテックスゴムのほうが防水性は高いのですが難点もあるのです。それはラテックスゴム独特のピッチリ感。

その人に合わせないと、違う人だとフィットしない可能性があるのです。

ぶかぶかだったらドライスーツの意味がありません。あと、買った後ゴムを自分のサイズに合わせて自分で切るのですが、これを失敗するとゴムが裂けて「あ~ぁ」という結果になります。初めての人にとっては結構難しいと思います。

いっぽうネオプレンゴムの方は締め付けは穏やかなのでひざ上まで水に浸かることがあっても足首はインナーが少々濡れますが、上は首、手首ともまったく(インナーは)濡れません。

後始末も水にくぐらせて干しておけば完璧で扱いはラクです。

生地がどれくらい防水機能を持続するかは2シーズン目にして問題は皆無。全く浸み込みはありません。

⑥についてはネオプレンのグローブを買いましたが、これはあまり寒さ対策にはならなかった感があります。冬は手がもはや冷たくなってしまっていて、どんなグローブを付けても温まりません。カイロでも握ってないと・・・という感じでした。これはもっと考えます。

結果、私が選んだのは、mont-bell(モンベル)の上下、ツーピースのドライスーツです。述べたとおりの経緯からこうなり、今は満足しています。f:id:kayakadv1:20181111142057j:plain

 ◆私が選んだmont-bell(モンベル)のドライスーツ(ツーピースタイプ)上下揃えて25,100円+税!◆

タンデムアイランド 愛


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ヨット雑誌「kazi」の表紙になんとタンデムアイランドの美しい写真が載っているじゃないですか。2019年の8月号ですから、7月中旬に発行されたものです。そう、Hobie cat社のタンデムアイランドは表紙を飾るほど素晴らしい乗り物なのです。

特集は「スモールボートの魅力」。記事は、ヨット部経験者の中年編集部員3人がアイランドシリーズの2艇(1人乗りのアドベンチャーアイランドと2人乗りのタンデムアイランド)を試乗してその模様を会話形式で紹介するものでした。

タンデムアイランド愛に燃える私は、魅力はそんなモンじゃないんだよ!と突っ込みたくなりましたが限られた文字数ですべてを書くことはできないでしょうから仕方がありません。

先のブログでタンデムアイランドの魅力を列挙しましたが、逆引き的に少し紹介し直したいと思います。

 

船酔いが心配・・・体質的に弱い人は今、眠くなりにくい酔い止め薬もあります。乗る30分前に飲むのが効果的ですが、酔ってから飲んでも効果がある薬や、水なしで服用できるものも出てきています。ただタンデムアイランドは水面が近くスピード感があるので酔っている暇がないかもしれません。とても爽快です。

ひっくり返ったら大変・・・船体が本体と両脇にフロートが付いているので滅多なことながいとひっくり返りません。

いざという時の連絡手段は?・・・VHF無線と携帯電話を持って出ます。いざという時にはマリーナにもすぐ通じます。

トイレは?・・・トイレは付いていませんが、1時間くらいのクルージングでしたら出る前に済ませておけば大丈夫でしょう。催したら?仕方ないから海でしてしまいましょう。

濡れるの?・・・運が良ければしぶきが顔にかかる程度で済みますが、風か強ければ全身にしぶきを浴びます。でも気持ちいいです!夏以外は水が入ってこない服を着て出ます。

遠くに行って帰って来れるの?・・・これがヨットの醍醐味。どんな方向から風が吹いていてもちゃんと出てきたところに戻れます。

ヨットは傾いて怖い・・・船体の両脇にフロートがあるから傾きません。傾きにかかる力がそのまま加速に結びつくようで爽快な加速感があります

セイリングは難しくないの?・・タンデムアイランドで走っていると、こんなにヨットって簡単なんだ!と感じます。ハッスルすることなく操れます。ヨット経験者でなくてもすぐできるようになります。

日焼けしそう・・・こればっかりは仕方がありません。ラッシュガード、帽子、サングラス、日焼け止めクリームを使ってガードします。

 

それだけじゃありません。

マリーナでの置場料が高い・・・

夏しか乗らないんじゃない?・・・

船舶免許がいるんじゃないの?・・・

船検や法定安全備品をそろえるの?・・・

これらのほとんどを解決できてしまうのが、Hobie cat社のアイランドシリーズ、タンデムアイランドなのです!  

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日本という国はいろいろな規制を用意して人々に自由な船遊びをさせない世界的に稀な国です。ところが問題なのは、そんな規則でがんじがらめな生活が当たり前と思っている私たちのマインドなのです。

刑務所に例えるなら塀の中にいることに安心し、多くの人は懲役と三度の食事がある生活を捨ててまで塀を乗り越えようとはしません。

タンデムアイランドはそんな刑務所の塀に設けられている小さな扉です。

人々は塀の高さばかりに目が行ってすぐそこにある扉に気付きません。大変な思いをしなくても出ようと思えばすぐ出られるのです。

塀の外にはあなたが今まで知らなかった素晴らしい世界があります。それを知ってしまった人は、たとえ塀の中から危険だ無謀だという声が聞こえても行ってしまうのです。

あなたならどうしますか?

こんな楽しみ 知らなかった!

 

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◆とっても良くできた製品です!◆

3年間迷いに迷い購入したタンデムアイランド

でも、その甲斐がありました。後悔したことはありません。素晴らしい乗り物です!

 

Hobie Cat社のセーリングシーカヤックは2タイプあります。

シート(椅子)が2つのタンデムアイランド Tandem island …シートが1つのアドベンチャーアイランド Adventure island

どちらを購入するかも迷いました。

タンデム…ということは基本的に2人以上で乗るというのが前提ですが、そんないつも誰と乗るの?となります。

一方、アドベンチャーアイランドの方なら何も気にすることなく気が向けばさっと海に出られる。それに価格も(タンデムアイランドに比べれば)安いし、重量も軽い。

 

それでも私がタンデムアイランドを選んだ理由は、この遊びをたくさんの人に知ってもらいたい、という気持ちからです。

海好きの友人はもちろん、ストレスがたまってリフレッシュしたい人、引きこもりで家でくすぶってる人、人間関係でうまく行かなくて悩んでる人、病気、障害などの理由で遊ぶエリアが狭まっている人、単に海遊びのきっかけがない人らと一緒に乗って“こんな世界があったんだ〜”と喜んでもらいたいのです。

 

海遊びを体験するのに、このタンデムアイランドはバッチリなんです。



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◆Hobie cat のホームページより◆

なぜバッチリだと断言できるのかを紹介したいと思います。

【高い安全性】初心者からベテランまで楽しめます!

船体が3つある(トライマラン)ので転覆する可能性がとても低い

風が吹いたら、ヨットになって風で進むことができる

風が無くなったら、カヤックになってパドルを使ったりミラージュドライブを(脚で)漕いで進むことができる

ベテランと初心者が同じ目線で遊べる

 

【楽しい】楽しむために海に出るのです!

船体が軽いから速くてエキサイティング、夏のゆる~い風でもスイスイ走る

1人~4人で楽しめる(タンデムアイランドは重量272kgまで乗れる)

クーラーボックスや、防水バッグを持ち込むことももちろん可能

安定性に優れいているので、釣りも安心してできる

ラジオやお弁当を持って・・・も、もちろんOK

海や湖に移動して楽しむことができる

愛犬を連れていっても安心!

 

ランニングコストが安い】これは助かります!

エンジンが不要 (この費用もバカにならない。燃料代だけじゃなく、放っておけば故障もするし修理も必要になる)

カートップで移動できる

自宅保管が可能(マリーナに置いたとしてもクルーザーほど高くない)

基本的にほぼメンテナンスフリー、とても長持ち

 

【国のお許し不要】私が一番言いたいのはココ!

船舶免許は不要(免許は5年ごとに更新) 

船舶検査も不要(定期検査は4年ごと(その間に中間検査というものもある))

じゃ危険じゃないかって?お金をかけて免許を取っても、4年ごとに船の検査を受けても、危険を回避できるわけではないのです。大事なのは自然の中でいかに自分を守るかを学び、経験から知ることだと思います。

 

【基本構造】これは Hobie cat の社歴が裏付けます

ポリエチレン製だから軽く、耐久性、耐候性が高い

たとえ上から波を受けても沈まない

ドリンクホルダーや、釣竿のホルダーも標準装備

 

【ミラージュドライブ】これは大発明です!

風が無い時、港の出入りなどは、脚で漕ぐミラージュドライブで進むことができる

ミラージュドライブは手でパドルを使って漕ぐよりパワフルだしラク

前進・後進がレバーひとつで変えられる

 

【帆走の装備】これが無ければ私、買わなかったです!

風が吹けばセイルを展開してヨットとして走れる

船体が軽いぶん速い! 帆走性能も高い!

舵もセイルのコントロールも2人でできる(初心者もすぐ操船できるようになる)

セイルは、マストに巻き付けるタイプ(ファーラー)なので展開や収納が簡単

途中で風が強くなってきた時は、セイルの展開の大きさを簡単に変えることができる

 

【本格的な装備】とにかくうれしい工夫が多いのです!

座る椅子の調整が細かくできて楽な姿勢で楽しめる

魚群探知機を簡単に付けられるようになっている

使われているブロック、クリートはすべてハーケン(HARKEN)社製

 

【豊富なオプション】遊びの幅が広がります!

標準装備にして欲しいくらいのトランポリン

後方からの風を受けて走るときに展開するとよりスピードが楽しめるスピンネーカー  

ステアリングハンドルに取り付けるためのハイキングスティック

カメラ取り付け用のパーツ

ポンプつきの生け簀(いけす)

などなど!f:id:kayakadv1:20190829154435j:plain

3年待っている間にタンデムアイランドは勝手に進化してくれたので、いいときに買ったと満足しています。

私が購入した2017年からこれを書いている2019年の短い間でも、いろいろ小さなところがモデルチェンジされていて現状に満足をしないHobie cat社の野心を感じます。

一方で安全・快適第一主義の日本人マーケットにおいても、ヒットの条件は満たしている数少ない海遊びグッズだと思います。

 販売元の神奈川県逗子市のマリンボックス100では試乗もさせてくれるみたいですよ。

 

ヨットを乗っていたというかたも、これからカヤック・フィッシングをやってみようかと思っているかたもきっと満足できると思います。ぜひ、コレで海にでて楽しさを実感してみてください!

釣った魚のうろこを落とす前に、自身の目からボロボロ落ちるのを感じるはずです。

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初めてのお泊り @葉山港

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連休というものがほとんどない私、2日続けてタンデムアイランドを出す機会はほとんどありません。とれるのは年末年始、GW、そしてお盆だけ。

だからあまり気にしていなかったのですが…、

いつもタンデムアイランドの持ち込みでお世話になっている葉山港、私、知りませんでした。

 

明日も乗ろうという時は“船を置いておけるのです!それも別途の停泊料無し”で!

 

通常私たちが朝搬入するときに支払う利用料は、いわゆる1日利用料のようなものなので、翌日も乗るという時は、翌日も同じ利用料を払うだけで済むのです!

タンデムアイランドならば利用料は千円+アルファ。掛ける2になっても大したことはありません。

8月11,12日は連続で乗ることにしてタンデムアイランドを一泊させました。

早朝、艇や機材を積み、帰ったらまた元に戻して・・・が無いということで心身ともに天国の心地です。このサービスは有効に使わせていただこうと思います。

葉山港はスタッフも明るく親切だし、すばらしい施設です。

後日、連休最終日の17,18日と次の水曜日21日も乗る予定にしたので4泊させてもらいました。

 

夏休みまっ只中。

学生さんから小学生までたくさん来ています。小中学生が乗るOPヨットを見るたびに、ニュージーランドPクラスヨットのことを思います。あのスピード感に慣れたらLaserでぐんと伸びるはずなのになぁ~と。

他に美しい木製の自作ヨットを持って来られている方がいました。時間と場所さえあれば誰でも作れますよと謙遜されていましたが、そんなことはありません!尊敬します!素晴らしいです!

2019年のお盆休み前半は台風の影響で南からの大きなうねりが入ってきて、逗子湾の入り口ではかなり大きな波ができていました。結局4日間大好きなタンデムアイランドとともに過ごすことができました!

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次の連休が待ち遠しい!年末年始かぁ~

お仕事がんばろう!

休日は賑やかな葉山港ですが、平日はとってもすいてます。

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タンデムアイランドの車載 Tandem Island move to roof top carrier

 

youtu.be

タンデムアイランドを購入するにあたって、車載することは重要でした。保管にかかる費用を、自らの労力で賄おうとしたからです。

日本の方々の工夫には頭が下がります。これだけ良いアイデアがあるのは保管費がたぶん世界一高いからだと思います。なんとかして車に積んで持ち帰りたい、そういう強い意志が工夫の質を上げているのでしょう。

欧米等の方々の場合、車の上に載せるよりトレーラーで牽引してしまう(トレーラーを自宅に置いておける余裕がある)ので、工夫する必然が日本ほど無いのかも知れません。

私の方法は新しいものではありません。ただ、キャリアの上に置いてある2×4材で組んだフレームは独自のものです。納入時だけでも耐えてくれればと作りましたがもう3年以上使えています。

頑丈にすれば重くなり、軽くしようとすると強度が無くなります。案外いいモノとなりました。

◆海からあがって車に載せる時のおおまかな手順です。

①艤装を全部ばらす

②(その時ドーリー(車輪)は中央に付いているはずなので)バスマットを敷いてタンデムアイランドを(左舷を下にするように)横倒しする

③ドーリーを船尾側の穴に入れなおしてまた起こす(二度手間のようですがコレが重要です)

④艇を車の横に直角に持ってくる

⑤船首を揚げた時に、船尾が擦れそうな場所にバスマットを移す

⑥船首へ行ってグイッと持ち上げて、キャリアに少しでいいから載せる(⑥~⑩は動画を参照

⑦滑り落ちないように艇を支えながら船尾へ行き、車側に押し出す

⑧船尾がマットの上を擦るようになったら一旦止めて、船尾のハンドルを持ち、タンデムアイランドを一気に持ち上げる(56歳!お恥ずかしいところをお見せしてしまいます)

⑨艇を持ち上げるとストッパーを掛けていないドーリーは抜け落ちるので、かまわず一気に艇を車の上へ押しこむ(ドーリーが抜け落ちた後のやり直しは困難なのでイッキに!)

⑩ちょうど良い位置になるように艇を移動する

⑪アマ(両舷のフローと)やマストなどを載せて縛る

⑫その他の部品類、ライフジャケットなどをトランクに載せて完了

いかがでしたか?

 

先日葉山港で船を用意していると、隣で私より先輩のかたが自身のボートに船外機を取り付けていました。船外機ってとても重いんです。

手伝おうと声を掛けると

「これが一人でできないようになったら船やめるよ」と。

私も同じです!頑張りましょう!

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酷暑でも風吹けばタンデムアイランドは快適!

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外は人間が活動してはいけない程の暑さ。風が吹いたとしても陸上では熱風。

そんな中でもタンデムアイランドを出してきました。

葉山から出て、ラクに乗ろうとしたら、江ノ島烏帽子岩が適当なクルージング先になります。セイルを展開したら、ほぼずっとそのまま乗っていれば良いのですから。

 

烏帽子岩にも上陸してみたいし、まだまだ冒険したいところがたくさんあって楽しみです。

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梅雨明けが遅かった令和元年の7月は31日に最初で最後のクルージングとなりました。

早朝から暑くなる予報だったので、船の積み込みを前日の夜の間にしてしまいました。

そのおかげでで朝がとってもラクでした。

夏休みだということと、オリンピック前ということで沖には複数の国のヨットや、釣りのボート、ジェットスキーなど出ていました。

もちろん、江ノ島、鎌倉、逗子の湾には海水浴客がたくさん。

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昨年は確か、暑すぎるからと海に出るのをためらっていたような気がしますが、出てしまうと案外過ごしやすかったです。嘘じゃないですよ!

脚が日差しで暑くなりましたが、手で海水をすくって掛けたら即クールダウン。これでビールが飲めればワタシはもうどうなってもいい(笑)という心境でした。

 

江ノ島へ向かう途中にすれ違った一番上と下の写真の「やまゆり」は1964年開催の東京五輪に合わせて国内外の来賓用に造られた木造ヨットです。大会後は江の島ヨットクラブが、そして今ではその外郭団体が寄付を募って維持をしているようです。

チャーターやわずかな参加費で体験クルージングができるイベントがあるようです。興味のある方はどうぞ。

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yamayuri-club.jp