やっぱりダメっぽい 使い捨てカイロ in ドライスーツ

前回のブログで2022年の大晦日に日差しの無い中、寒いセイリングをしてきたことを書きました。

私はお金を掛けて、電熱ウェア(上下)を用意し着て海に出ましたが、電熱線がある胸と腿の部分は温まるものの、短時間に迫りくる尿意を抑えるには至りませんでした。

皆さんはどう対策しているのだろうと、ネットでいろいろ記事を読みましたが、その中で、使い捨てカイロが限られた時間なら「使える」と書いておられる方がいたので、希望をもって試してみようということになったわけです。

 

科学的に考えたら、空気の出入りがほぼないドライスーツの中で使い捨てカイロは「無い」だろうと思っていましたが、頭を柔らかくしないといけないと反省です。

 

早く試そうと思っていましたが季節は春になってしまいました。

まだ暑くはない3月8日の実験結果を報告します。

結果を先に言うと、「やっぱりダメっぽい」です。

…っぽいというのは理由があって、ちょっと条件が悪過ぎたと思うからです。

図は、下半身を横から見た図ですけど…

温めたい下腹部にカイロを(インナーウェアに)貼ってしまうと、ドライスーツ(下)の締め付け部分はかわせても、ドライスーツ(上)の締め付け部分とほぼ同じ位置になってしまいます。

ただでさえ温まるのに新鮮な酸素を必要とするのに、空気をさらに遮断してしまうかっこうになってしまいました。これではドライスーツの中に残っている酸素も(もし発熱に足る量だとしても)使えません。

このようにカイロにとっては最悪の条件。途中、外からかカイロの部分を触ってもやはり温もりは感じられませんでした。

 

いっぽう、陸に上がってからドライスーツを脱ぐと、新鮮な酸素を得たカイロは生き生きとしだし夜中までぬくぬくでした。

ダメっぽい、という不十分な結果には満足していませんので、暑くならないうちに、カイロの位置を変えて試してみようと思います。

ただ、目的は尿意をもよおす時間を抑えること。温めたい箇所は下腹部です。

ドライスーツの着かたを少しずらすようにしてみようかな?アドバイスがあればぜひお聞かせください。

なんか、小学生の自由研究みたいですね。