タンデムアイランド 愛


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ヨット雑誌「kazi」の表紙になんとタンデムアイランドの美しい写真が載っているじゃないですか。2019年の8月号ですから、7月中旬に発行されたものです。そう、Hobie cat社のタンデムアイランドは表紙を飾るほど素晴らしい乗り物なのです。

特集は「スモールボートの魅力」。記事は、ヨット部経験者の中年編集部員3人がアイランドシリーズの2艇(1人乗りのアドベンチャーアイランドと2人乗りのタンデムアイランド)を試乗してその模様を会話形式で紹介するものでした。

タンデムアイランド愛に燃える私は、魅力はそんなモンじゃないんだよ!と突っ込みたくなりましたが限られた文字数ですべてを書くことはできないでしょうから仕方がありません。

先のブログでタンデムアイランドの魅力を列挙しましたが、逆引き的に少し紹介し直したいと思います。

 

船酔いが心配・・・体質的に弱い人は今、眠くなりにくい酔い止め薬もあります。乗る30分前に飲むのが効果的ですが、酔ってから飲んでも効果がある薬や、水なしで服用できるものも出てきています。ただタンデムアイランドは水面が近くスピード感があるので酔っている暇がないかもしれません。とても爽快です。

ひっくり返ったら大変・・・船体が本体と両脇にフロートが付いているので滅多なことながいとひっくり返りません。

いざという時の連絡手段は?・・・VHF無線と携帯電話を持って出ます。いざという時にはマリーナにもすぐ通じます。

トイレは?・・・トイレは付いていませんが、1時間くらいのクルージングでしたら出る前に済ませておけば大丈夫でしょう。催したら?仕方ないから海でしてしまいましょう。

濡れるの?・・・運が良ければしぶきが顔にかかる程度で済みますが、風か強ければ全身にしぶきを浴びます。でも気持ちいいです!夏以外は水が入ってこない服を着て出ます。

遠くに行って帰って来れるの?・・・これがヨットの醍醐味。どんな方向から風が吹いていてもちゃんと出てきたところに戻れます。

ヨットは傾いて怖い・・・船体の両脇にフロートがあるから傾きません。傾きにかかる力がそのまま加速に結びつくようで爽快な加速感があります

セイリングは難しくないの?・・タンデムアイランドで走っていると、こんなにヨットって簡単なんだ!と感じます。ハッスルすることなく操れます。ヨット経験者でなくてもすぐできるようになります。

日焼けしそう・・・こればっかりは仕方がありません。ラッシュガード、帽子、サングラス、日焼け止めクリームを使ってガードします。

 

それだけじゃありません。

マリーナでの置場料が高い・・・

夏しか乗らないんじゃない?・・・

船舶免許がいるんじゃないの?・・・

船検や法定安全備品をそろえるの?・・・

これらのほとんどを解決できてしまうのが、Hobie cat社のアイランドシリーズ、タンデムアイランドなのです!  

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日本という国はいろいろな規制を用意して人々に自由な船遊びをさせない世界的に稀な国です。ところが問題なのは、そんな規則でがんじがらめな生活が当たり前と思っている私たちのマインドなのです。

刑務所に例えるなら塀の中にいることに安心し、多くの人は懲役と三度の食事がある生活を捨ててまで塀を乗り越えようとはしません。

タンデムアイランドはそんな刑務所の塀に設けられている小さな扉です。

人々は塀の高さばかりに目が行ってすぐそこにある扉に気付きません。大変な思いをしなくても出ようと思えばすぐ出られるのです。

塀の外にはあなたが今まで知らなかった素晴らしい世界があります。それを知ってしまった人は、たとえ塀の中から危険だ無謀だという声が聞こえても行ってしまうのです。

あなたならどうしますか?