前々回、命がけの航海から戻られた辛坊さんに対し、もっとクルージングを楽しんでくればよかったのに、と申し上げてしまいました。
そりゃ一人ですべてをマネージメントしながらですから、別の停泊地に寄る余裕などなかったでしょうね。察します。
ヨットには水面下約2mくらいまでキールといって重いフィンがくっついています。港に寄るより外洋にいる方が浅瀬に当たったり乗り上げる心配が無いので、精神的にとてもラクなのです。
それに、辛坊さん、「人が嫌い」とラジオでおっしゃってたので、無寄港行に納得しました。
平日の夕方、そのニッポン放送の番組で、「生存確認テレフォン」と題して、東京のスタジオから衛星電話で洋上の辛坊さんに電話をかけていました。
一方、航海計器で協力をしている古野電気のHPでは、辛坊さんのヨットの正確な位置を確認することができました。位置だけでなく、速度や向きまでわかってしまうのです。
せっかく自由な船旅をしているのに余計なことを、と思いましたが、辛坊さんとしては心強かったことでしょう。
でもどうぞ次回行くときは、その二つ、おやめになってみてはいかがでしょうか。
さて、夕方の放送を私は仕事をしながら聴いていました。その中で、いい経験されているなぁ~と思った話があります。
1つは、大きな海なのに、風もなく波もない日がある。夜、空の星が海面に全部映ってとても神秘的だった、という話。
2つめはよく覚えていないのですが、夕陽が海に沈むのを見る機会っていうのはこれだけ海にいてもそう無い、という話。
これは私も経験したことです。
このどちらも嘘のようで本当の話です。上も下も星に覆われて、自分がもしかしたら宇宙に行ってしまったんじゃないかと思えることがありました。これはなかなか写真にも映像にも残すことが難しい景色です。そこにいた人にしか味わえない神秘的な体験です。
私は遠洋航海を1人でしたことがありません。夜はどうしているかというとオートリバース機能のついたラジカセ(当時はまだカセットテープでした)から流れる心地よい洋楽がエンドレスで流れる中で、どうでもいいバカ話をこれまたエンドレスにやっていました。
全員が寝ずに操船するようなことはしません。ヨットは動いていますので出港前にスケジュールを決めて、数時間ごとに交代しながら操船、見張りをします。
満月の日は、本が読めるんじゃないかというくらい明るい時がありましたが、見るものと言えば星くらいしかありません。
ところがたまに…星の他にも見えてしまうものもあります。これは確信があります。地球上のもの以外の物体、いわゆるユーフォ―です。
ヨットに乗っていた者のほぼ全て(10人ほど)が確認しました。
当然、興奮ののちにユーフォー話になるわけですが、宇宙人の姿を想像しました。
頭が大きい?目が大きい?手足が長い?
そんな中から私なりに考えたのですが、
宇宙人は、人の形をしているか否か以前の話で、もしかして地球でいうところの気体や液体やもっと基本的なエネルギー的なものかも知れない。所詮、人間が見えるのは可視光線の範囲内なので、もしかしたら宇宙人はもう隣にいて、私たちは見えないだけなのかも知れない。
というものです。
根拠のひとつはその物体の動きの速さです。
辛坊さんは人工衛星を何度も見たとおっしゃっていましたが、人工衛星もかなり速く動くので、空を見ているとすぐわかります。
でも、ユーフォーは比べ物にならないくらい速い。それだけでなく、突然止まって向きを変えます。らせん状に回って消えてしまうこともありました。
あれがもし私たちの想像できるような乗り物だったら、乗っている人は踏ん張るのが大変です。円盤の中が食料や雑貨でごちゃごちゃになっているはずです。
だから、宇宙人は、私たちが想像できない形、素材なのだと。
形はわかりませんが、何か不思議なものがいる、というところは確信しています。
面白いですよね。ユーフォ―を信じる信じないの話ではなく、宇宙人の形まで話が進められるのですから。
さらに、誰かが言いました。宇宙人は地球に何しに来てるのよと。普通なら地球を征服するモンだろと。
これもほぼエンドレスな話になりました。きっと宇宙人の中には征服とか争いというものはなく、ただそこにいるだけ…かもね、という話が一番ロマンがありましたけど。
もし、ユーフォ―が円盤型をしているとしたら、抵抗の無い宇宙空間では不自然じゃないかという話もありました。宇宙戦艦ヤマトのように凸凹があっても宇宙では抵抗にならないはずです。
話は尽きません。
海はやっぱり楽しい。神秘です。
辛坊さん、ヘンな動きのするの……🛸ご覧になりましたか?