スピンネーカー 走ってみてわかった問題点 その1

今回はちょっと専門的になります。

タンデムアイランドに取り付けたスピンネーカー、さすがの推進力を生みますが、一方でいくつか気付いた点がありました。まだ、1日しか使っていませんけれど。

①1点目は販売店からあらかじめ指摘されていたことです。ジャイブの際、マストトップから船尾へリードされているハリヤードがバテンに引っかかってしまう。つまり、メインセイルのジャイブができない。

②メイン(以後メインと書きます)を巻きあげる際に、スピンハリヤードや、スピンシートが一緒に巻き込まれてしまうことがある。こうなると、メインが完全に巻き込めなくなる。

・・・どういうことか解説しましょう。

①は大きなヨットでもよくあることでなので、想像するのはたやすいと思いますが、タンデムアイランドの場合は、セイルの形状がら、ちょっとバックステイ(タンデムアイランドの場合はスピンハリヤード)を突っ張ったくらいで回避できるものではありません。

Hobie Cat社が同梱している改良品(下写真)をもってしてもとうてい解決できるものではありませんでした。

f:id:kayakadv1:20190113192541j:plain

◆上の帽子みたいな部品がマストトップの受けになります。わかりますか?

f:id:kayakadv1:20190113193624j:plain

◆マストトップとその部品の間にはボールベアリングになっているので落とさないように注意!

 

同社から発行されている説明書によると、ジャイブする際はメインをリーフして・・・という方法が書かれていましたので、それで①は解決するはずでした。

はず、というのはうまくいかなかったのですが、その問題点が②です。

ジャイブを試そうとしたわけではなく、メインを完全に巻き込んで、スピンのみで帆走しようとした時です。

メインをささっと勢いよく巻き上げようとしたところ、途中で巻き込めなくなりました。よく見ると、マストの下のドラムに遊んでいたスピンシートが巻き込まれていて、さらに上を見るとメインセイルにスピンハリヤードが巻き込まれていました。

メインを一旦また展開してドラムに巻きついたスピンシートを外しました。次にバテンに引っかかっているメインハリヤードをどかそうとしましたが、これがなかなか取れないのです。

 

f:id:kayakadv1:20190113191045j:plain◆フルメインの状態

f:id:kayakadv1:20190113191509j:plain◆メインセイルをリーフした状態

改善策

1、スピンを揚げる前にあらかじめメインを少しリーフ(マストに少し巻き込む)しておく

2、スピンを展開しているしていないにかかわらず、スピンをセットしている時はメインセイルを巻き込む際に、以下の2つに気を付ける。

・マストの根元のドラムにスピンシートを巻き込まないように注意する

・マストの上を見てメインにスピンハリヤードが巻き込まれていないか注意する

つまり、メインを巻きあげる際には上と下両方を見ながら慎重に巻いていかないといけないことになります。

ちなみに、メインにマスト上部のメインハリヤードが巻き込まれるとバテンが邪魔をしてなかなか解放できないので少々面倒です。

すでにスピンが降ろされ、シューターに格納されている時、上のような状態になったなら、まず、またメインを展開し、頑張って引っ掛ったシートを外してみてください。それでもダメなら、もう浜に帰るまでスピンは揚げないことにして、スピンハリヤードをセイル(トップ)から解いて、ハリヤードを一旦巻き取ってしまいまうのも選択肢です。

まだ試していませんが、ジャイブをしてセイルとハリヤードの位置をかえてやったら簡単に解けるかも知れませんね。

私は比較的穏やかな海況のもとで行いましたが、10m/秒くらいの風の中ではセイルがシバーする音や鞭の如く暴れるシート類に恐怖や痛みを覚えるでしょう。

 

風の強さによりますが、わずかな時間でも船はどんどん走ります。周りをみて他の船や障害物、岸壁や岩、岸が近くないところで作業しましょう。

たとえば岸やマリーナの桟橋の直前でかっこよくスピンを降ろして、くるっとメインを巻き上げる・・・なぁんて考えていたら思わぬトラブルになると思いますから、広いところで確実にスピンネーカーを降ろし、ゆっくりメインを巻いて戻るようにしましょう。

まだスピンネーカー1日目ですので、とりあえずの報告とします。