先日Tello(テロー)というドローンを買ったことを書きましたが、それは、タンデムアイランドで海をゆくシーンを撮ろうと思ったからです。
でもTelloではちょっと力不足だということがわかりました。
◆Telloは航空法などの規制に縛られることのなくどこでも飛ばすことができる◆
◆ドローンでしか撮れない画像ですよね? でもこの後大変なことに!◆
この写真は、以前、ボートで釣りに行った時のもの。
初めて海の上でTelloを飛ばした時の画像です。
この日ドローンを飛ばすには最適な無風状態。
せっかく持って行ってたのにコントローラーの接続作業に慣れていなかった私はそのコントローラを使わずiphoneでドローンを操縦しました。
これが失敗で、iphoneでは指令が緩慢になり、思ったようにTelloを操縦できません。
基本的にこういうリモコンものは、手元に映し出される画面を見ながら操作するものじゃないかと思うのですが、はっと気付くと機体が驚くほど遠くに行っていたりします。
Telloの仕様書では、飛距離は最大100m、高さは10mとありますが、実感ですと距離は10m、高さは3m以上離れると警告が出てくる感じです。
「もっと近くで飛ばせ」という警告は、もうお約束状態です。
iphoneの画面から指を離せばそこでじっとしているはずなのに、下が海面でゆらゆらしているからか、Telloは段々高度を下げていきます。
それを見ている仲間は「落ちそう!落ちそう!」「離れて行っているよ~!」とか叫びます(笑)
で、iphoneから目を離し遠くの機体を見てみますが、遠近感が分からず近寄っているのか遠ざかっているのかわかりません。
再びiphoneを見てまた機体を見て、の繰り返し。慌てました。
すると今度は「バッテリーの残量が少ない」と警告が出てさらに焦ります。
このあたりで墜落、水没を覚悟しました。
それでもなんとか自分の乗っている船に近付いて来ました。
「タモ(魚をすくい上げる網)で捕まえようか?」と仲間が。
「お願いします!」と叫ぶ私。
なんとか船の上に来たので、飛んでいるTelloを網で捕まえてもらい奇跡的な帰還を果たしました。
この日の釣果はほぼ坊主でしたので、もっとも盛り上がった瞬間でした(笑)
最初の1分で撮影、あとの10分弱は帰還のために費やしました。
上のグレードのドローン(Mavicシリーズなど)になるとリターン トゥ ホーム (Return To Home)機能というのがあります。いざというときはこの指令を出せば自分のところに戻ってくる・・・そいうものだと思っていましたら正確にはそうではありません。
機体は離陸するときの場所をGPSで覚えて飛び出すので、操縦する自分が移動している場合、このRTH機能は使ってはいけないのです。
Telloは室内かごく限られたエリアで遊ぶドローンで、屋外撮影で贅沢を言ってはいけないものだと思いました。
1万数千円で全てが揃えられることや、近所の公園でも飛ばして練習できることは大きな長所ですけどね。
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Telloを飛ばすときの教訓
①風に流されやすいので、海上で飛ばすときは覚悟しましょう
②操縦はiphoneでではなくコントローラーを使いましょう(操作性が全然違います)【重要】
③手元の画像を見ながら機体をちゃんとコントロールできるように日頃から練習しましょう【最重要】
④Telloでは静止画撮影に重みを置き、動画はおまけ程度に考えましょう(画質は満足ですが画面が時々飛びます)