あれもこれも言おうとして編集がなかなか完結しなかった動画があります。
2022年2月27日にやっとアップしたのがそれ。
ちょっと専門的ですが・・・
「スピンネーカー よくあるトラブルの紹介」です。
普通に話したら1時間以上かかりそうな内容を13分に収めました。
まさに盛りだくさんですので、よかったらご覧になってください。
何が一番言いたかったかというと、
スピンネーカーを楽しんでみてください!のひと言に尽きます。
トラブル…とは書きましたが、注意していれば回避できるものですから安心してくださいね。
タンデムアイランドだけではなく、1人乗りのアドベンチャーアイランドでももちろん!そのパワーを楽しめるはずです。
動画の中で重要!としたのは3点、
1)説明書どおりに正しくセッティングすること
2)スナッファバッグにスピンネーカーが入らないからと無理やり引っ張らないこと
3)スピンを艤装している時は、メインセイルを巻き取る時にスピンハリヤードを一緒に巻き込んでしまうことがある。また、スナッファにスピンがスムーズに入っていかないケースもある。トラブルの収拾に気を取られて思わぬ方向に走ってしまうことがあるから余裕のある広い海域でやること
大きなヨットの場合、スピンネーカーを降ろすのは大変なんです。
吊ってあるハリヤードを降ろすタイミングと下で取り込む人たちの息が合わないと、水面にでっかいセイルが落ち、それを引きずりながら走ることになります。レースではあってはならないミスです。
ところがタンデムアイランドのスピンネーカーの扱いはほんとうに簡単、安全なんです。
カヤックの横にスナッファという靴下状の袋を設置します。その中にスピンネーカーが収納されているのですが、揚げる時はそのスナッファからスルリとあがり、降ろすときはリトリーブラインという取り込み用のロープがあるので、それを引っ張ればスルリとスナッファに収まるというシステムなんです。
クルーザーヨットでこのスナッファ(名前は違うかも知れませんが)を使っている人もいます。
多くの場合、スピンが収納されているスナッファごと吊上げ、下からその靴下を脱がしていくとセイルが展開し、しまう時は逆に、下からの操作で靴下を履かしていく…というふうに使います。
これがあれば、クルーザーでも少人数ではるかに安全にスピンネーカーを楽しむことができます。
タンデムアイランドはこのスナッファのおかげで、1人で簡単に揚げ下げできます。
安心して楽しんで、とは言うものの、付属の説明書にあるように、ある程度慣れてからにしましょうね。
◆意外に小さい箱ですが、セイル含めすべてのパーツが入っています◆
最後に、このスピンネーカーのセットは、オプションパーツです。部品の取り付けにはドリルとドライバーが必要なのと、購入時にはその代金も必要です。特に難しい工事はなく自分で取り付けられます。