この日は段々風が強くなり、昼過ぎには10m/sを超える、という予報がぴったり当たりました。
10mのもとでスピンネーカーを揚げたらどういうことになるか、試してみたかったのですが、早く海に出ないと一日中「耐えるセイリング」になってしまうと思ったので、スピンネーカーをセットせずに出ました。
タンデムアイランドを1人で乗る場合、今日あらためてわかったことを先に書きます。
★風上へのセイリングで、セイルをフルオープンにしていてひっくり返りはしなくても、それくらの恐れを抱くくらいの状態では、とっととセイルを小さくすること。
■リーフ(縮帆)をしてもちゃんと(風に)上ります!■
ディンギーに乗っていた人にとって、リーフ(セイルを小さくすること)はどちらかというと選択肢にないのではないでしょうか?
何度かタンデムアイランドに乗ってわかったのは、リーフすればする前に比べてかなりハッピーにセイリングできるようになることです。
この日の映像からは少しわかりにくいですが、戻りたい葉山港方向から風が吹いてきます。段々風が強くなってきて、10m前後になってきましたが、リーフをしたセイルでもタック(方向転換)をしてちゃんと戻ることができました。
ただし、あまり気を抜けなかったので、カメラのレンズの水滴を拭う暇も、iphoneを取り出してスピードメータのアプリを起動させる余裕もありませんでした。
だから、映像でもバリバリ水滴がついたまま。リーフをする前の走り難い様も残っていません。艇速もお伝え出来ませんでした。
(風上への)上りながら“これはちょっとキツイなぁ〜”と思った時はためらわず、セイルを小さくしてください。
バテン(セイルに入っている骨)をぐるっと巻き取ったところが最初のリーフのポイントでしょう。それよりセイルを小さくするのは自由ですが、バテンの途中で止めるのは…きっと良くないと思います。
モノハル(船体がひとつ)のヨットに比べて、タンデムアイランドはとても軽いので、特にアビームより風下へ進む場合は、リーフしてセイルを小さくしていてもズバスバ走ります。(だから下りではセイルをフルに展開するのも技量に応じて…ですが、良いと思います)
今、編集の最中ですが、後日アップする映像をぜひ見ていただきたいです。
後半は約10mの風の中、斜め後ろから風を受けて高速で帆走します。
12ノットくらいは出ていたのではないでしょうか。
風下側のアマ(アウトリガー)が水面下に潜りこみます。恐怖を感じましたがこれまで私がこのタンデムアイランドで体験した最高速だと思います。
約10m/秒の北東からの風。南西に口が開いている逗子湾だったので、ほとんど波のないとっても素敵な状況でした。
もし、これでスピンを揚げていたら、どんなことになったでしょうね。
船体に無理をさせてはいけないので、ほどほどにしておきます。
ブローが入って加速していく様子、楽しんでいただければと思います。
ちょうど前席に座る人の目線くらいにカメラを据えたので、まるで自分が乗っているかのように感じられるのではないでしょうか。
編集、急ぎます‼️
以前の動画も是非ご覧ください‼️
v-one adventure と検索したら出てくると思います。