シーカヤックの事故 @静岡県南伊豆 

2018年4月5日午前9時、南伊豆町子浦海岸から出た二人乗りのカヤックが戻ってこないと、翌6日の朝報道されました。

当時は秒速14mの風が吹いていました。

その後捜索をしていましたが、4月8日にそのうちの一人(61歳男性)が遺体で発見されました。約40キロ北の沼津で。ライフジャケットを着ていて目立った外傷は無かったそうです。もう一人(50歳代男性)は未だ不明。

 

また駿河湾カヤック乗りに事故が起きてしまいました。

亡くなった男性は長野県松本市の山岳ガイドをされていたかただと聞き、残念でなりません。自然に対する心構え、備えは一般の方よりあったと思うのです。

報道によれば全長7mのカヤックというから相当大きめのものだったようです。大きい類に入るタンデムアイランドで5.6mですから。

当時は強い南風が吹いていたので、体力が無くて漕げなくても、船に居さえすれば自然にどこかの浜か、最悪でも沼津に辿り着くだろう・・・と私は楽観的に考えていましたが、最悪の事態になってしまいました。

子浦海岸から石廊崎へ行って戻る予定だったとのことです。地図で見るとそんな無謀な距離ではないように思いました。ただ14mの風の中、漕いで進むのは大変だったでしょう。

二人とも携帯電話は通じなかったのでしょうか?

二人とも携帯電話を防水パックに入れてなかったのでしょうか?

こういう通信手段は、ひとつがダメになってしまっても大丈夫なように、無線機、遭難信号発信機、発煙筒なども持ち合わせておいた方が良いでしょう。

カヤック・・・船は決して大きくないので、その分乗り手がしっかりしていなければいけません。

乗り手がしっかりしていても、自然の力に勝てない時もあります。そんなときのために、助けを求める通信手段はおろそかにしてはいけないのだとあらためて感じました。

ライフジャケットを着ていてもダメだったなんて、無念でなりません。

そのかたが着用していたくらいだから、もう一人の行方不明のかたも着用していたに違いありません。

事故発生からすでに1カ月が経ってしまいましたが、せめてきれいな状態で発見されることを祈っています。

 

さらに残念なのは、カヌー、カヤックは免許が必要無い乗り物だから無謀な事故が増える…というテレビや新聞の論調です。毎度ながらうんざりさせられます。現場を知らな過ぎます。

 

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 (写真はヨット・ボート雑誌 KAZI ネットショップより引用)

やっと日本でも使えるようになったようです。

救難信号を発信する機械ですが、こんなに小さく、手が届く金額になりました。今までは船に取り付ける大きく値段の高いものは販売されていましたが、個人用のものは許可なりませんでした。

これ、本体が5万円、登録に5千円くらいかかりますが、スーツ1着分の値段で買える機械が命を救ってくれると思えば安いものです。このPLB(パーソナル・ロケーター・ビーコン)今シーズン買うことにします。

(その後、検討した結果、私は国際VHF無線機(約2万円)を購入することにしました)

今回亡くなった方も、もう一人の方も、ヨットから不意に落水してしまった多くの先輩がたもこれを持っていれば…。

海は “絶対に安全”なところ ではないのですが、過去もきっとこれからも、不思議に人を魅了し惹きつけるのです。これまで繰り返されてきた事故など一切なかったかのように。