葉山港 たいへんありがたい施設

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三浦半島伊豆半島に囲まれ、海遊びには絶好のエリアのひとつ相模湾。特にその中でも逗子・葉山は風光明媚という代名詞がぴったりな場所です。

葉山町の鐙摺(あぶずり・あぶずる)には、「日本ヨット発祥の地」という石碑があります。何をもって「日本ヨットの発祥」なのかは不明ですが、とにかく昔からヨット遊びの雰囲気があったようです。

タンデムアイランドを購入する際に、どこで乗るか、はとても重要でした。

購入したマリンボックス100のラックに置いてもらうと、毎月の利用料が発生することから避けましたが、そこを利用するとしたらビーチでの出入りになります。

波打ち際には危険が潜んで(後述)いることもあり、なるべくなら楽に出し入れできる場所が無いかと探していました。

そこで発見したのがここ、葉山港です。

港は神奈川県の施設ですが、逗子マリーナなどを運営している㈱リビエラリゾートに運営を委託している格好です。

葉山港のライブカメラ & 風向風速計 | 葉山港 (riviera.co.jp)

上のHPでは、ライブカメラで港まわりの海の様子、風向風速をリアルタイムで見ることができます。また風の予報も出ているのでとても重宝しています。

画面上の「レース・イベント」をクリックすれば、私のような一般人が船を持込めるか否かがひと目でわかります。

入出港の管理、管理施設の中には更衣室、トイレ、コインシャワー、売店、自販機などがあり、広いヤードでは洗浄用の水が使え、出し入れするためのスロープは緩やかでとても安心して利用できます。

そんなわけで私は専らここで乗っています。

船を持ち込んでスロープから降ろして釣りに行くというかたが何組もいます。トレーラーで曳いて来るかたも少なくなく、私はいいなぁ~と指を口にくわえて見ています。

 

いつもきれいに管理されていて、気持ちよく使わせてもらっています。

感謝の気持ちを込めて、動画をつくりました。


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上に書いた、鐙摺…ですが、「あぶずり」と言われることがほとんどですけれど、正しくは「あぶずる」だ、という説もあります。一方しっかり「あぶずる」と言われている場所が存在しています。それは地層の不整合がこの目で見られる場所、

鐙摺(あぶずる)の不整合」です。

この土地が数千万年かけて侵食や隆起などを経て今の形になっている…その様子が(よく解説を読むと)わかる場所があるのです。

千葉県市原市で発見されたチバニアン命名された時代の地層では、なんと!南極と北極が逆転した形跡がわかるというのですからワクワクさせられます。

つまり地球は私たち人間がこの地に現れるずぅっと前から、凍ったり熱くなったり、隕石が当たって生物が全滅したり北極南極が逆転したり…しているのです。46億歳の地球からしてみれば人間が生きている300万年間なんてほんのごく一部。ロマンですね。

 

話が逸れてしまいましたが、Hobie のアドベンチャーアイランドタンデムアイランドをビーチで利用の場合、危険が潜んでいると書きましたが、こういうことです。

 

ビーチが静かで波や風が穏やかならいいのですが、少し強いときは大変です。

最悪なケースでは、波打ち際で船が波に対して横向きになって横向きに倒れるおそれがあります。

水深が浅く、ラダーもドライブも降ろせないうちは、パドルに頼ることになりますが、タンデムアイランドくらいの大きさになると、一人でのパドリングではなかなか思ったように船を操れないのです。


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海外のケースですけれど、これを見ると勉強になります。同時にビーチでの利用が怖くなりますけど。

この人にひとつアドバイスができるとすれば、波が割れているところを通り過ぎるまではセイルを出さずに漕いで進むことでしょうか。

セイルを展開すると、センターボードを降ろすまでは、けっこう激しく横流れします。思った方向に進まないものです。

海に出るときもそうですが、ビーチに戻るときも、風向き、波の高さによっては、また恐怖の時間となります。

 

葉山港のとなりの逗子湾は900mあまりの湾曲したビーチです。風向きによって使う場所を変えれば無理に波が大きい場所で危険な思いをせずに済むかもしれません。

先に紹介したタンデムアイランドを購入したマリンボックス100はその逗子湾に面しています。多くの人たちがビーチから出入りしているので、きっと素敵な「コツ」があって安全に出る方法、ひっくり返らない方法を密かに伝授されているに違いありません。

 

 

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