カヤックを運ぶのにトローリーは必需品ですが、どのタイプを選びましたか?
使う状況によって最適なものを選ぶことがよいと思いますが、残念なことに少し実際に遊んでみないと「どれが自分にとって最適か」が、わからないものなんです。
ビーチでは役に立つ ビーチ用のタイヤ(当たり前・・・)
ちょうど読者のかたから質問があったので、トローリーについての記事を書こうと思います。参考になるといいのですが。
私がタンデムアイランドを購入したのは逗子のマリンボックス100というところで、お店(クラブハウス)の目の前は逗子海岸。
ということで、何の迷いも無くビーチ用のタイヤが付いているHobie社の純正トローリー(受板付きで約42,000円(税込))をタンデムアイランド本体と同時に購入しました。
実際それはビーチで、そして堅い地面でも快適に使えました。
ただ一点!、カヤックを水に浮かべてからトローリーをカヤック本体にある専用の穴から抜く時になかなか抜けず、抜くのに結構頑張ることになります。
ビーチ用のタイヤは空気がたっぷり入っている分、浮力が大きくて抜くのが大変なのです。水に浮いている状態では、差し込み穴に刺さっているトローリーが上へ上へと力が働くからです。
当然、海からあがるときも同じで、浮いているタンデムアイランドにトローリーを専用の穴に刺そうとしても、浮力があってなかなか挿せません
いつも2人以上いて、船をヨイショと持ち上げてもらえれば簡単なんですが。一人でやるとなると・・・。
我慢できず私は浮力が小さいだろうウレタン製のタイヤ (26cmノーパンクタイヤ AFドーリー100S用(AFボートというサイトにて税込で6,500円ほどで購入)にしてみたのですが、これが大成功!
浮力はビーチ用のより遥かに小さいので1人でも簡単に抜きさしできるようになりました。
パンクしないウレタンタイヤ ありがたい!
替えタイヤを買う時に気をつけなければいけないのは、付けるトローリーの軸の径。
Hobie社純正のトローリーは一般的なものと違い、軸の径が細く11ミリほどです。
あと少し工夫が必要だったのがタイヤ幅の差の埋め合わせです。
写真をご覧ください。
私が買ったのはもともとビーチ用の幅広タイヤ用に作られたトローリーですから、そのまま細いノンパンクタイヤを付けると車輪が遊んでしまってダメです。
スペーサーを入れないとタイヤがあばれてNG
塩ビ管を切って挟みました
私は余りものの塩ビ管を、ガタつきが最小になるように切ってはめました。
これでもう大丈夫。このトローリー1台でどこでも対応できます。
一方、こんな苦労(工作)はしたくない・・・という方にとってはいい製品があります。
オールマイティーに使えるRail Blaza (NZ製)のこれはなかなかの優れもの・・・と思っています。
これを最初に買っておけば悩まずに済んだのかなぁ~
【特徴】
・樹脂製なので軽い(水にやっと浮くくらいの浮力じゃないかと想像します)
・分解、組み立てが簡単(カヤックのハッチに余裕で収納できる)
・カヤックを上に載せるタイプなので水上での脱着がラク
・砂浜でもコンクリート面でも使える
・唯一のマイナス点は、ラッシングベルトで縛る作業が出てくることくらい。
ただ、いいお値段しそうです。ディーラーへお尋ねください。
私はタンデムアイランドを買う前にこれを知っていたらこちらにしたと思いますし、これから購入!という方にはこれをお勧めします。
※Hobieの純正品にも簡単に解体できるトローリーが出ていますので検討してください。
私はしばらくこのウレタンタイヤでいきます