風とセイルの相性 

怖くなる前にリーフを!

海で完全な安全を求めるのは野暮というもの。

野暮?いいえ、おごりとでも言ったらいいでしょうか。

自然はどうやっても人間でコントロールできないものがあります。

強い波浪の中で人間同士が離さないように手を握っていても、いとも簡単にほどけてしまいます。

だから「そんな中でも」安全に配慮して遊ばないとすぐあの世へ行ってしまう危険はあるのです。

ディンギーヨット、大小のクルーザーヨット、モーターボートなどに乗ってきて、今Hobie Tandem Islamdというマルチハルのセイリングカヤックに乗っていますが、これがいかに安全な乗りものか痛感しています。さらに付け足せば楽しい乗り物です。

 

何をもって「安全で楽しいか」というと

風の強さに応じて、簡単にセイルの大きさを調整できるからです。

ディンギーヨット経験者は、ヨットが傾くことに何の恐怖もありませんが、初めて海に出る人にとって、船体が少しでも傾くのはとても恐怖なのです。

恐怖を味わわせて楽しむ、というジェットコースターのような例もありますが、海の上にはジェットコースターにあるレールという安心材料がありません。

だから、なるべく安心して楽しんでもらうのが良いと思うのです。

そこで、あらためてリーフ。セイルを小さくすることを言います。

クルーザーヨットでは、大変な作業をともなうことなのですが、このTandem Islandではツルっとできてしまいます。

これをすることで、ちょっとした強風下でも恐怖感を演出することなく帆走ができます。

風が強い中で無理してセイルを大きいままにしておくと、こんな感じになりますよ、という動画をあげておきました。


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ぜひご覧いただければと思います。

あ、これ私が撮って編集したものです。