2017年GW中 ついにHobie Cat社 タンデムアイランドが納艇となりました。
艇は先週見ているので、いよいよ自分の車に積んで持って帰ります。
売買代金の中に、初回のインストラクションが入っている、とおっしゃるので、マリンボックス100の沼野さんに説明いただきながら初セーリング。
大切なのは・・・
1、ラダーが降ろせる深さまで艇を移動しラダーを降ろしてから乗り込む
・・・ん~、なるほど。そうしないと舵が利かないタンデムアイランドであたふたすることになってしまいます。ビーチから出て行く時など、ヘマをすると波で岸に戻されて、アレレ・・・という状況になりかねません。
2、安全なところまで、パドリングで出て、脚踏みドライブ(ミラージュドライブ)を挿してさらに沖へ出す。
3、メインシートとファーリングシートのエンド同士を結んでおく。(これは実際乗ってみるとその訳がわかります)
ま、おいおいこういった注意点は紹介していこうと思いますが、
この日のメインイベントは、操船の仕方でも、ビーチからの出入りの仕方でもなく、自宅のガレージに格納すること。
さらにその前座は、自作の木製キャリアで無事故で家に持ち帰ること。
☆ マリンボックス100での初積み込み メインイベントの前座 ☆
今日の日までいろいろ格納方法を考えました。ガレージの中で天井をぼ~っと眺めていることもありました。
ガレージの奥行きは5,500mm。タンデムアイランドの長さはカタログ値で5,640mm。
ただでは入れられません。
さて算数。
1辺が1の正方形の対角線は? 答えは√2(ルート2)。
√2は・・・確か「ひとよひとよにひとみごろ?」って憶えるんだっけ?
つまり1.41421356・・・
ガレージは正方形じゃないけれど、正方形の対角線は1.4倍以上にもなるんですよね。
そう! だから、艇を斜めに入れてみることにしました。
ただ、それでダメなら・・・格納は無理?
いいえ!諦めません! あと、数ミリ足りないくらいなら、コンクリートの壁を・・・艇が当たる所だけドリルでガリガリと削ればいいじゃん!実物を持ち帰って現場合わせだ!と運を天に任せて当日を迎えました。
果たして・・・これはぜひご覧いただきたい!
天井に吊ったタンデムアイランドとシャッターとのクリアランスはなんと10mm!
ぴったり入りました!
☆斜めに入っているのわかりますか? ama用の受けもあまり材で完璧な出来です☆
☆シャッター面でクリアーしたと喜んではいけない!
下端の出っ張りをかわさないと!
カタログ記載の5,640mmは、バウ(bow) からガヂョン(gudgeon)の先端までの寸法ですね~ ラダーはその都度外さないといけません☆
☆車庫に対して斜めに入れるとはこのこと 天井には照明や配管があって斜めにするのはこれが限界
忘れてはいけないのが高さのクリアランス。車庫に入れている車がヴィッツで助かった・・・☆
マストは本来2分割ですが、セールを巻いた状態で持ち帰るので、これがまた5,650mmくらいありそう。
でも大丈夫。こちらは軽い!
あと、4,700mmもの長さのあるama(アウトリガーの部分をHobie Cat社ではAma(アマ)と呼んでいる)を以前に工作で使ったイレクターパイプのあまり材を使って受けを作りました。
これもコンクリート壁に穴を開けてネジ止めして完璧!
神ってるとはこのこと!?
この日は嬉しすぎて、近所のステーキ屋、ハングリータイガーに行って助っ人君たちを労いました。
2×4材で組み立てたカートップキャリアも、よくもってくれました。
ちまちま集めた電動工具がここで威力を発揮してくれました。
自分ではこれでもよくできた方だと思うのですが・・・
カートップの考察については別の機会に書きます。
この日は自宅のガレージにぴったり格納されたタンデムアイランドを・・・しばし眺めておりました。
後述談)
※ピタゴラスの定理を使えば、直角三角形の2辺の長さが分かれば残る1辺の長さもわかる・・・はずですよね。
車庫の奥行=5.5m、車庫の幅の半分=1.5mとすると・・・
それぞれの2乗の和・・・5.5×5.5=30.25、1.5×1.5=2.25・・・30.25+2.25=32.50
・・・は斜線の長さの2乗になっているはずだから・・・
電卓で32.50と入力して「√」ボタンを押すと・・・5.70
計算上は5.70mとれるはずだったのだ!
計算上はねっ
こういう時に算数って役に立つのね~(笑)