カヤックの車載、はみ出しは全長の1.2倍まで! その他 ~道交法改正 その2~


今の仕事(不動産関係)をするようになって、事実を調べることが苦でなくなり、むしろ不明なところがあると気持ち悪くなるくらいになりました。

令和4年5月13日から、車に積載する際の規制が(緩和される方向に)変わっていますのでご注意ください。

上と下に紹介したのは警視庁と都道府県警察が出しているチラシです。

道交法の条文を読むと(読む前に降参しかけますが)誤解が生ずるかもしれないので、このように絵にしてくれると助かりますよね。

 

湘南エリアにいくと、これをはるかにオーバーしているケースもよく見かけますが、少なくても私は大手を振ってタンデムアイランドをセダンの上に積んで輸送できるようになりました。

お店のかたも確信をもって売れるようになって安心されているのではないでしょうか。

ただ、タンデムアイランドは軽くないので足腰、腕、鍛えておきましょう。

いや、そうじゃなくて車に取付るキャリアの許容重量を超えてますからそこは自己責任でおねがいします。

 

上に書いたように、車の全長の1.2倍まで(はみ出すことができる)、とありますが、オーバーできるのは前後ともに0.1倍ずつまで、ということですのでご注意を。

さらに、私から書き添えておきたいのは、法規制がこのようになったことよりも、『安全に運ぶこと(あるいは装備や固縛の仕方)』がとても重要だということです。

走っている最中に、もし!タンデムアイランドが車の屋根から落下したら…と想像するだけで足がすくみます。絶対に落としてはなりません。

 

 ※YouTubeチャンネルの紹介:@v-oneadventure1818  ご覧下さい!

日産フーガの全長は4.94mですので、前後49㎝ずつはみ出すことができてるということ。車の全長の1.2倍まで許容されるということは、5.928mまで積めるということ。

タンデムアイランドの長さは5.640mだからクリアしていることになります。

逆算すると、タンデムアイランドを詰める車の最小サイズは、4.700mです。

 

最後になりますが、日本のこの道交法、おかしいと思ってませんか?

昭和35年にできた法律、もちろんいろいろ改正が行われて今に至っていますが、コレは当時のままだろ?と思うところありませんか?

日本の道は、ほぼ全て「駐車できません」それなのに、いわゆる路駐はあちこちで見られます。いつ捕まっても文句言えません。アクセルを踏めば120km/hくらい軽くでてしまう時代なのに、また、安全に速く走れるような道なのに、制限速度が30,40km/hというところもあります。

キックスクーター、電気で動く超小型車という発想が無かった時代にできた法律なので、なかなかカテゴリーが作れず、キックボードにウインカーとナンバーが付く始末。キリがありません。

世の中が変わっているのに、(昔に定められた)法律を頑なに守ろうとするセンス…この発想から頭を変えていかないといけない時代じゃないかと思うこの頃です。

小さいことですが、この積載規制の緩和は喜ぶべきこと。軽トラで長尺の資材を運ぶことの多い建設業者さんも喜んでいることでしょう。