マルチハルのタンデムアイランドが転覆(capsized)するというのは相当ひどい状況下だと思います。
You Tubeでいくつか転覆した動画がアップされていますが、ひとつは結構荒れた海の真ん中で・・・もしかしたら、不意にAkaがたたまれてしまったのが原因かも知れません。
クルーがなかなか船に上がれない様子も映っています。
3艇ほどでのクルージング中、1艇が転覆した状況ですが、動画を撮っている仲間が、”まずセイルを巻きあげろ!”とか叫びますが、ピンチの中にある2人はそんな声は聞こえない様子。
その後の歓談のシーンもありますが、”海の水、半分飲んじゃうかと思うくらい飲んだよ~!”なんて冗談を言っていましたが、笑いごとではないと思いました。
もう一方は、ビーチに近く浅いところだと思いますが、後ろからの波に襲われてその結果、横転していました。リカバーの様子は映像にありませんでしたが、浅瀬で波が高くなっている状況でマストを立てたタンデムアイランドを正常な状態に戻すのは難しいでしょう。
戻る先がたまたまビーチで、運悪く波が高い時は、戻る場所を変えるなどして慎重に・・・でも時には大胆に突入する必要がありそうです。
安定性のいいタンデムアイランドが転覆することはほとんどない(マニュアルによる)のですが、海の上では何があるかわかりません。用心に用心を重ねることは大事なことです。
転覆のアクシデントは海の真ん中より、波が高くなった浅瀬での方が起きやすいとは思いますが、
風が無く、波も無い時に、ゆっくりタンデムアイランドを倒して、そこから復帰する練習をしておくことが大切だと思います。
私はまだやっていませんが、マニュアルでも強く勧めています。
それがコレです。
浅瀬で転覆すれば、(高価な)カーボンのマスト、セイルに損害が及ぶでしょう。
ひっくり返ったままでいれば、どんどん岸の方に流されると思います。最悪の状態にならないように練習しておきましょう。
・・・こんな感じで!