寒かったぁ~ 寒さで遭難しないために

海に出るときの服装は甘くみてはいけないとあらためて反省しました。

当日、気温は10~15℃くらいだったでしょうか、ニュースでは「今季はじめて木枯らしが吹く」と言っていた日です。

いつものmontbell(モンベル)のツーピース・ドライスーツにマリンブーツ、それと帽子という服装。

先日の失敗はドライスーツの中に着たもの。保温性が高い薄手のハイネックシャツ、下はフリース地の長ズボン。

寒くなったのは上半身。

このくらいの気温では、上もフリース地のものを着たほうが良かったです。

ちなみに、水温は意外と高いもので、ぬるいなぁと感じるほどでした。

太陽が照っている間はこの服装でも全然寒くなかったのですが、この日は雲が多く日差しが弱まるとすぅ~っと体が冷えました。

これでもし、風下に降りて強風の中なかなか葉山に戻れないということになったらと思い、買っていった助六寿司を食べて、逗子湾内で遊んだ後そうそうに切り上げました。

この日は北東からの風が8~10m/秒くらいだったでしょうか、江の島方面に行っても、横須賀方面に降りても、戻りはのぼりの風になってしまいます。

 

タンデムアイランドは風が強い中でもあまり恐怖感なく走れるとても安全なヨットですが、帆を全部展開して走っていると、もしかしたら倒れちゃうかもというくらいの力を感じる時があります。

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◆強風下おっとっと! 戻る時の風向きを確認して沖に出よう!◆

この船のいいところは簡単に縮帆(リーフ)できるところ。帆を小さくすると倒れる心配からは解放されます。ただ、風に上る時は角度が犠牲になる感じです。

どれくらいの風でどれくらいの角度が犠牲になった・・・と書けなくて申し訳ないのですが、強風の時は戻りのことを心配して出るように、とアドバイスしておきます。

ある程度沖に出たら、いろいろな角度で走ってみるのです。返りは横風でラクラク走れると思っていたら意外に上り一杯だったりするのです。

葉山港や葉山マリーナを拠点とする場合、北東からの風が一番セーラー泣かせです。行きはともかく返りの時は「戻りたい方向から風が吹いてくる」感じになるからです。

風が強い中でなかなか目的地に戻れず時間だけが過ぎていく・・・ということになりかねません。

タンデムアイランドなら、どんな状況でもどこかには着けるという安心感はありますが、動力が手だけのカヤックやサップ(スタンドアップ・パドルボード)は風向きに細心の注意が必要です。極端ではありますが、南風なら最後は日本列島に押し戻してくれますが、北風の下では逆に日本列島から離されてしまいますから。

なかなか戻れないうえに寒いとなると命取りです。初心者っぽい反省ではありますが、あらためて私も以後気を付けることにします。

書き忘れました。風向きは常に変わります。予報も確認しましょう!

ついでにもうひとつ!

北東の風、もしその日のうちに葉山に戻らなくて良いのなら、どこへ行くにも最適な風です!スピンネーカーを使えば一気に相模湾横断も!冒険の幅は広がります。