タンデムアイランドでのスピンネーカー帆走をより安全・快適にしたいので、桜が今にも咲きそうな春の暖かさの中、葉山に出かけてきました。
目的は決まっていたので、北風の中、ほとんど逗子湾内で過ごしました。風はだいたい6m/秒、練習にはちょうどいい感じです。
結果を先に書きましょう。
①メインセイルは一番根元のバテンが出ない程度にリーフしておけば、何のトラブルも無くスピン帆走ができる。
②スピンを操作するスピンシートの取付はシューターラインの内側へ。
③カムクリートなどでスピンシューターのお尻からのシートを留めておくことは有効。
といったところです。
◆メインセイルを縮帆(リーフ)して問題解決!◆
Hobie社のHPにあるフォーラムで、世界中のユーザーが意見を交わしています。
スピンネーカーのシステムについてはかなり文句が多いようですが、そこでひとつ発見をしました。
スピンネーカーのセットの中にクラムクリートがひとつ追加になっていることです。これを書くまで忘れていました。そういえばクリートがひとつ同梱されていました。使い道が分からず工具箱に入れておいたはず!探します。
説明書には上の絵のように取り着けるよう指示してます。ただ、私の使い方ですとアカに、ではなく、自分の手元に着けるのが適当ではないかと思っています。
これで③は改善されます。
さて、もっとも気がかりだったのは①です。
前回初めてスピンを揚げて走った時はいろいろトラブルがありました。
a.バテンが邪魔をしてジャイブができない
b.ジャイブをするたびにリーフすれば大丈夫だろうと思ってメインをリーフしようとしたらスピンハリヤードがマストに絡まり、スピンシートがドラムに絡む
c.上記の絡みを解こうとするが、シューターのお尻のシートがフリーだから、絡まっているハリヤードにテンションが掛けられず困難だった
d.スピンハリヤードを引いてスピンは揚がるが、タックのラインも同時に引かれるのでマストトップまで揚がらない
e.マストトップまで揚げるために、いったん引きこんでいるハリヤードを緩めて(タックラインも緩む)その間に船腹をつたっているハリヤードを引っ張る・・・とスピンはトップまで揚がる
こんな感じです。
上記a.b.cについては、上記①で解決しました。ただリーフした代償に、風に上るときの効率が悪くなる感じはしました。
d.e.についてはまた後日あらためて書きます。
上記②については、セッティングする際に注意しなければいけません。でも、これは失敗しても海の上でなんとか修正できます。
私は、忘れていたクラムクリートを自分の右手元にひとつ設けることで、リーフ時の絡まりも解決するのではないかと思っています。
それでも、メインセイルをフルに展開した状態でのジャイブはできないでしょうから、それだけは注意しましょう。
あと最後に、タンデムアイランドやアドベンチャーアイランドでスピン帆走を!と思っている人は、背筋を鍛えておきましょう!(シートを引くシーンが多いので)