シーカヤックの事故 @静岡県南伊豆 ~続報~

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  ◆風が強い日の逗子海岸(本文とは関係ありません)◆

 

事故から3か月経ち、行方不明になっていたかたが特定されたと報道がありました。

 

2018年4月5日午前9時、秒速14mという強い風の中、南伊豆町子浦海岸から出た二人乗りのカヤックが戻らず、3日後そのうちの一人の遺体が北に約40キロ先の沼津で発見されましたが、もう一人が行方不明となっていたものです。

このたび確認されたのは、その行方不明になっていたほう。宮田八郎さん52歳。漫画「岳」のモデルになった北アルプス穂高岳山荘で小屋番をされ、遭難者の救助活動などに携わっていたかたなのだそうです。

 

確認、といったのは、すでに5月23日に身元不明の遺体が沼津港沖で発見されていたのですが、本人の特定が今(7月6日)になったようです。

 

前後しますが、宮田さんがモデルとなった漫画「岳」(作者:石塚真一)は2008年に第1回マンガ大賞他を受賞、2011年には映画化されました。

私はその映画を観ました。

 

山を愛し、自然の力を知っていたかたなのに、遊びで来ていただろう海で命を落とすことになったのは、きっと無念だったでしょう。

乗っていた2人とも亡くなっているので、事故の経緯はもはや知ることはできません。ただ、知ることのできる情報はできるだけ知りたいと思うのです。

それを教訓にして、将来、落とさなくていい命を守ることができるからです。

 

私はこの事故を機に国際VHF無線機を携帯することにしました。南伊豆のあたりの携帯の電波は弱いかもしれません。南伊豆に限らず携帯電話が使えない場所でもVHF無線なら心配ないと思います。

不慮の事故はなるべく防ぎたいものですが、起きてしまった時は死が直面することを忘れてはいけないと思うのです。

 

1991年の年末、神奈川県三崎沖からグアムまでのヨットレースでは、荒天の中、2艇で14名の死者を出しました。

内7名を乗せたヨット「たか」は夜間荒れる海で転覆。一旦は起き上ったもののヨットは沈没。沈没前に乗り移ったライフラフト(救命いかだ)で6人の漂流がはじまりました。後に生還された佐野三治さんの手記「たったひとりの生還〜「たか号」漂流二十七日間の闘い〜」は今も多くの教訓を与えてくれる貴重な記録です。

たった一人の生還―「たか号」漂流二十七日間の闘い (新潮文庫)

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