悲しいお知らせ 2019年葉山港のGW

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◆4/29~5/19は外来艇の持ち込みできません◆

ほとんど連休を取れない私にとって、連休をいただけるGWは集中的に海に出たい貴重な期間。

ただし、毎年葉山港のGWはレースなど優先される企画があって外来艇の持ち込みができなくなります。改元がともなう今年の十連休はさらに悲しいスケジュールなのです。

4月26日(金)~5月19日(日)まで外来艇は持ち込み不可です。約1ヵ月間、私のような人は葉山港、使えません。

悲しいお知らせでした。

この間、令和元年を迎えますね。

スピンネーカーの取説をよく見ると・・・Spinnaker for Tandem Islands


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◆スピンネーカー帆走時のイメージ Hobie社のカタログから◆

Tandem Islandのスピンネーカーについて、ここ数回かかりっきりです。

でも、これからタンデムアイランドアドベンチャーアイランドの購入を検討していたり、船体は持っていてもスピンネーカーを買おうとしている人の助けになれば・・・と思っています。

確証に至っていませんが、スピンシートの取り付け方を私のようにに誤ると、スピンシューター・ラインに干渉してセイルがうまく展開しないだけじゃなく、ハリヤードを緩めてスピンシューターにセイルを納める際、何かに引っ掛かってスムーズに収納されません。

説明書の図(下)にあるようにちゃんとセッティングして、あらためて検証しようと思います。f:id:kayakadv1:20190411142252j:plain◆ ↑Spinnakerの取説、よ~く見ると・・・ ◆

 

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◆ ↑大事な部分を拡大すると・・・ ◆

また、これはいけないのかもしれませんが、私は、海から帰ったあと、スピンを水洗いし、吊りあげて乾かしスピンシューターにスピンを収納した状態で家に持ち帰っています。その方が次に乗るときに便利だからです。

ただ、そうすると、次回乗る時、またシューターラインとスピンシートの上下を誤って付けることになりかねません。だから、取り付けるときは、一旦セイルを揚げてスピンシートがシューターラインの「上」を行っているか確認しておくとよいでしょう。

これも、今度乗る前、いちいち展開しなくても正しくセットできるようにしておきたいと思います。

 

あと、一番上の図の太字部分、これはいい改善点です。

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取説によると、上図のようにスピンシートはセイルに取り付けるよう書かれています。詳しくは書きませんが、これよりも、太字にあるように、スピンシートの端の一方をセイルのクルーにもやい結びでつないで、コックピットを経由して反対舷へリードしまた端をセイルのクルーにもやい結びする・・・この方がきっとベターだと思います。コックピットがよりきれいになるでしょう。

スピンネーカー 走ってみてわかった問題点 その2 ~Tandem Island with spinnaker~

Tandem Islandのスピンネーカーセットはとってもよくできています。

ただし、どのヨットもそうですが、スピンネーカーを使うことで足元やデッキ上でロープがごちゃごちゃになるので、こまめにそへんの整理するようにしておくべきです。

問題点というほどのことではないのですが、スピンシートをセイルに取り付けるとき、事前にちょっとした注意がいります。

下の写真はそれがNGの状態でスピンを揚げた時のものです。

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◆スピンシート(左舷)とシューターラインがこのような位置関係にあると・・・◆

 

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◆セイルが左舷に来ると、このようになる・・・という悪い例◆

わかりますか?

スピンシートがシューターラインを突きあげてしまっています。セイルをもっと下で展開するとさらに顕著になってセイルのフットがめくれ上がります。

左舷のスピンシートはスピンシューターラインの「上」(または「内側」)を通過して左舷のリーダーに導かないといけません!

要領をつかむまでは乗る前に一回スピンを揚げて、これを確かめてからシューターに収納するようにしましょうかね。

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◆スピンを使うと足元にロープがごちゃごちゃになるので常に整理しましょう◆ 

タンデムアイランド スピン帆走 ~Tandem Island with Spinnaker~

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タンデムアイランドでのスピンネーカー帆走をより安全・快適にしたいので、桜が今にも咲きそうな春の暖かさの中、葉山に出かけてきました。

目的は決まっていたので、北風の中、ほとんど逗子湾内で過ごしました。風はだいたい6m/秒、練習にはちょうどいい感じです。

結果を先に書きましょう。

①メインセイルは一番根元のバテンが出ない程度にリーフしておけば、何のトラブルも無くスピン帆走ができる。

②スピンを操作するスピンシートの取付はシューターラインの内側へ。

③カムクリートなどでスピンシューターのお尻からのシートを留めておくことは有効。

といったところです。

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◆メインセイルを縮帆(リーフ)して問題解決!◆

Hobie社のHPにあるフォーラムで、世界中のユーザーが意見を交わしています。

スピンネーカーのシステムについてはかなり文句が多いようですが、そこでひとつ発見をしました。

スピンネーカーのセットの中にクラムクリートがひとつ追加になっていることです。これを書くまで忘れていました。そういえばクリートがひとつ同梱されていました。使い道が分からず工具箱に入れておいたはず!探します。

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説明書には上の絵のように取り着けるよう指示してます。ただ、私の使い方ですとアカに、ではなく、自分の手元に着けるのが適当ではないかと思っています。

これで③は改善されます。

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さて、もっとも気がかりだったのは①です。

前回初めてスピンを揚げて走った時はいろいろトラブルがありました。

a.バテンが邪魔をしてジャイブができない

b.ジャイブをするたびにリーフすれば大丈夫だろうと思ってメインをリーフしようとしたらスピンハリヤードがマストに絡まり、スピンシートがドラムに絡む

c.上記の絡みを解こうとするが、シューターのお尻のシートがフリーだから、絡まっているハリヤードにテンションが掛けられず困難だった

d.スピンハリヤードを引いてスピンは揚がるが、タックのラインも同時に引かれるのでマストトップまで揚がらない

e.マストトップまで揚げるために、いったん引きこんでいるハリヤードを緩めて(タックラインも緩む)その間に船腹をつたっているハリヤードを引っ張る・・・とスピンはトップまで揚がる

こんな感じです。

上記a.b.cについては、上記①で解決しました。ただリーフした代償に、風に上るときの効率が悪くなる感じはしました。

d.e.についてはまた後日あらためて書きます。

上記②については、セッティングする際に注意しなければいけません。でも、これは失敗しても海の上でなんとか修正できます。

私は、忘れていたクラムクリートを自分の右手元にひとつ設けることで、リーフ時の絡まりも解決するのではないかと思っています。

それでも、メインセイルをフルに展開した状態でのジャイブはできないでしょうから、それだけは注意しましょう。

あと最後に、タンデムアイランドアドベンチャーアイランドでスピン帆走を!と思っている人は、背筋を鍛えておきましょう!(シートを引くシーンが多いので)

2019年ボートショーは盛況

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2019年3月9日、横浜で行われたボートショーに行ってきました。

ボート本体より小物の物販が多いな、という印象でした。最近の新製品の状況を確かめられたので行った価値はありましたけど。

タンデムアイランドを購入した逗子のマリンボックス100も1人乗りのアドベンチャーアイランドなどを展示していました。沼野さんとも少し話ができました。

買おうかなと思ったのはzhik(ザイク)の新しい防水スプレージャケット。薄くて柔らかくてとても着心地が良さそうでした。ただこれが2万円越えだったので保留しました。

私が1番注目したのはPecという電子海図。端末のアプリで月額3500円。一見高い利用料ですが、使う月だけ利用できる利点があるので買うかどうか検討に値するものだと思いました。

いつも同じところで遊んでいる人はそれほどの価値を見出せないかもしれませんが日本を一周するとか知らない場所に行くような時はあったほうがいいと思います。この電子海図の良いところは海図だけではなくGoogle マップ潮汐表はもちろん風向きや、飛行機の管制室のように大きな船の往来も示すことができるのです。いろいろな情報を1つの画面に呼ぶことができるので、必要としている人にとっては便利だと思います。ただ、電子海図は電気があってナンボのもの。そして壊れたら終わり、ということも覚えておかなければなりません。

あと、頼もしく思ったのはお客さんの数です。

テレビや新聞、国会などでいろいろ言われていますが、彼らを見る限りたぶん日本の景気は悪くありません。

実際の船が展示されているベイサイドマリーナ会場の方には、残念ながら行く時間がありませんでした。どんな船が展示されていたのでしょうか。久しぶりに雰囲気を感じたかったです。

撮った画像を誤って全て消してしまいましたので悪しからず。

海でトイレに行きたくなったら?

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◆皆さ~ん トイレは済ませましたかぁ~?◆

 

カヤックに限らず、サーフィン、ウインドサーフィン、ヨット・・・海で尿意や便意を催したらどうしよう? 

海遊びに慣れていないかた、特に女性にとって心配ごとのひとつだと思います。

 

キャビンが付いている大きなヨットやボート、屋形船、乗合の釣船などには下の写真のようなトイレが付いています。

便器の横にあるポンプを手で上下に動かして海にそのまま排出します。大きなサイズの船になると、ポンプが電動になったり一旦糞尿をためるタンクが付きます。タンクにためた糞尿はマリーナに着いてから吸い取ってもらいます。

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◆便座右のハンドルを上下さして糞尿は船外(海)へ◆

 

いっぽうダイビングやサーフィン、SUPなど、生身で海に浮いて遊ぶような場合は…そのままやります。汚い話に聞こえるかもしれませんが、海の上ではそれが普通なのです。山でもそうですかね? 考えてみればごく自然なことです。

 

ウエットスーツを着て潜ったとき、海の中ではじめて小便をしたときの変なカンジは忘れられません。でも汚いとは思いませんでした。

南の島を周遊していた時、海で大きい方をしたこともありますが、これはもっと変なカンジです。まず、座れないし掴まるところもない。したあとは手できれいにしましたし、その手も泳いでいるうちにきれいになっていて、もちろん海からあがる頃には臭いも何もありませんでした。

 ただ、寒くなると着るドライスーツ…これは防水なので中で用を足す訳にはいきません。

そんな時に役に立つのが介護用パンツではないでしょうか。

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◆紙パンツは役立つ・・・はず(ドライスーツを着ている場合です)◆

毎日介護状態の父のパンツを履き替えさせているのでその実力は保証します。小便2回分を吸収と書かれていますが、3~4回分くらいちゃんと吸収してくれる信頼できる商品です。

さすがに大きい方は後の処理が大変ですから、海に出る前に済ませておいた方がいいです。

タンデムアイランドで遊ぶ時は、気温に応じて臨機応変にやりますが、ドライスーツ着用時の介護用パンツはきっと役立つと思います。まずは自分で試してみますね。

でも、もしあなたがゲストとしてタンデムアイランドに乗っているときに尿意を催したら、遠慮せず「トイレ行きたい」と言ってください。急いでマリーナに戻りますから!

ドローン墜落の危機!(海上の巻)

先日Tello(テロー)というドローンを買ったことを書きましたが、それは、タンデムアイランドで海をゆくシーンを撮ろうと思ったからです。
でもTelloではちょっと力不足だということがわかりました。

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◆Telloは航空法などの規制に縛られることのなくどこでも飛ばすことができる◆ 

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◆ドローンでしか撮れない画像ですよね? でもこの後大変なことに!◆

この写真は、以前、ボートで釣りに行った時のもの。
初めて海の上でTelloを飛ばした時の画像です。
この日ドローンを飛ばすには最適な無風状態。
せっかく持って行ってたのにコントローラーの接続作業に慣れていなかった私はそのコントローラを使わずiphoneでドローンを操縦しました。

これが失敗で、iphoneでは指令が緩慢になり、思ったようにTelloを操縦できません。

基本的にこういうリモコンものは、手元に映し出される画面を見ながら操作するものじゃないかと思うのですが、はっと気付くと機体が驚くほど遠くに行っていたりします。

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Telloの仕様書では、飛距離は最大100m、高さは10mとありますが、実感ですと距離は10m、高さは3m以上離れると警告が出てくる感じです。
「もっと近くで飛ばせ」という警告は、もうお約束状態です。

 

iphoneの画面から指を離せばそこでじっとしているはずなのに、下が海面でゆらゆらしているからか、Telloは段々高度を下げていきます。
それを見ている仲間は「落ちそう!落ちそう!」「離れて行っているよ~!」とか叫びます(笑)

で、iphoneから目を離し遠くの機体を見てみますが、遠近感が分からず近寄っているのか遠ざかっているのかわかりません。
再びiphoneを見てまた機体を見て、の繰り返し。慌てました。

すると今度は「バッテリーの残量が少ない」と警告が出てさらに焦ります。

このあたりで墜落、水没を覚悟しました。

それでもなんとか自分の乗っている船に近付いて来ました。

「タモ(魚をすくい上げる網)で捕まえようか?」と仲間が。
「お願いします!」と叫ぶ私。

なんとか船の上に来たので、飛んでいるTelloを網で捕まえてもらい奇跡的な帰還を果たしました。

この日の釣果はほぼ坊主でしたので、もっとも盛り上がった瞬間でした(笑)

最初の1分で撮影、あとの10分弱は帰還のために費やしました。

上のグレードのドローン(Mavicシリーズなど)になるとリターン トゥ ホーム (Return To Home)機能というのがあります。いざというときはこの指令を出せば自分のところに戻ってくる・・・そいうものだと思っていましたら正確にはそうではありません。

機体は離陸するときの場所をGPSで覚えて飛び出すので、操縦する自分が移動している場合、このRTH機能は使ってはいけないのです。

Telloは室内かごく限られたエリアで遊ぶドローンで、屋外撮影で贅沢を言ってはいけないものだと思いました。

1万数千円で全てが揃えられることや、近所の公園でも飛ばして練習できることは大きな長所ですけどね。

お金を貯めてMavic Airを手に入れます!

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Telloを飛ばすときの教訓
①風に流されやすいので、海上で飛ばすときは覚悟しましょう
操縦はiphoneでではなくコントローラーを使いましょう(操作性が全然違います)【重要】
③手元の画像を見ながら機体をちゃんとコントロールできるように日頃から練習しましょう【最重要】
④Telloでは静止画撮影に重みを置き、動画はおまけ程度に考えましょう(画質は満足ですが画面が時々飛びます)