2017年11月5日午前8時15分頃に発見された時はすでに亡くなっていたということです。死後半日から2日。それも、遺体はうつ伏せで浮いている状態、傍らのカヤックも同様、転倒した状態で浮いていました。
遺体の右足と両手には、きっと鮫でしょうが、何者かに噛まれた跡があったそうです。
静岡県焼津市の大井川港から約6km沖での事故です。
そのかたが乗っていたのはテレビの映像によると Hobie cat社のRevolutionのようです。私のタンデアイランドと同じメーカーのsit on topタイプのカヤック。本体に脚漕ぎのミラージュドライブや魚探がついていました。
☆事故したものと同型と思われるカヤック☆ (Hobie cat カタログから)
年齢も身長も体重も私と同じようなかただったみたいです。仲間を失った感じがして胸が痛みます。ただ、続報が無く、身元が判明したのか否かもわかりません。
Revolutionは本体が1本で、アウトリガーは付いていないタイプです。広い海に出るときには、やっぱりアウトリガー(横に張り出した浮きのような船体)があった方が安心なような気がしますが、皆さん訳あって付けないのでしょうか?
☆簡易的なアウトリガーがオプションで用意されている。横に張り出しているアームを回転させることでアウトリガーの高さが調節できる。これがあるのと無いのでは波のある海面での航行に雲泥の差があると思う(Hobie cat社カタログから)☆
他のサイトで、サメによるものやその他の事故に遭わないためのノウハウを記しているものがたくさんありますから、詳細は先輩方にまかせますが・・・
fanblogs.jp
私もいろいろ試してみないといけません。
落水してから、ひっくり返ったカヤックを立て直して、再び乗りこめるかを。
もしかしたら、命を守る目的で着ているライフジャケットが邪魔して、乗り込むのを難しくしているかもしれません。カヌー、カヤック用のものは胸の部分の浮力体が結構大きいのでなかなか難しいかもと思い始めました。
あと、これはマジメですけど、ちょっと珍しい方法を友人から教わったことがあります。一人が船(ゴムボートやカヤックなど背の低いボート)の上にいて、もう一人がなかなか乗りこめない・・・そんな時に使う方法ですけど。
落水者の頭を上から一旦押して沈めてからライフジャケットの浮力を利用して引き揚げるのです。
落水者にちゃんと言わないと ”ワシを殺すんかぁ~” ということになりかねませんので、ちゃんと説明してあげてくださいね。『”せ~の”で頭を上から押して一気に沈めるよ、上がってくる勢いでそのまま引き上げるからね、水中では息止めててね』と。
でもこれは、1回で成功すればいいですが、失敗でもしたらかえってパニックを煽ることになるかもしれません。
ただ、ライフジャケットの腰のベルトを締めておくか、股下にストラップを回しておかないとジャケット全体が上にズリ上がっている状態では頭を押してもダメです。だからライフジャケットは最初からちゃんと着ないといけないんですね。
で、私なりの答えは簡易ハジゴです。
1段か2段だけのです、メインの船体のどこかに巻きつけておいて、いざという時にすぐ使えるようにしてみようと思います。この程度なら廃材で作れちゃいます。
ただ、何もこれも、実際にやってみないうちは答えは出ません。
実はこのタイプのハシゴは、ステップに足を掛けると脚ごと船の下に潜ってしまい、這い上がるのがとっても困難なのです。カヤックでもそうなってしまいそうです。
☆その他、既製品ではこんなのや・・・☆(West Marine のカタログから)
☆こんなものもありますが、You Tubeで使い方をご覧ください☆(Hobie cat カタログから)
暖かくなったらいろいろ試してみたいと思います。船に這いあがれず力尽きてサヨナラ・・・とならないように!
試すまで事故が起きないようにとりあえず気を付けます。
カヌー、カヤック遊びをするときの注意として、一般的にはスキューバ・ダイビングのように、常に2艇以上で活動せよ、と書いてありますよね。
わかります。スキューバではペアで動いていれば起きなかった事故もたくさんあったと思います。でも、カヤックとなると、なかなか自分と同じペースで動ける人っていないんですよね〜。
もうひとつが、日の出から日の入りまでにしましょう、と。
夜の海・・・太平洋のど真ん中ならそうでもないのですが、沿岸はとっても怖いです。
私は、しばらく明るいうちだけにします。
ん? 海は危険だから海遊びをやめよう・・・なんて、私は思いません。山を楽しまれている方も同じでしょうが、なんでそう言い切れちゃうのでしょうねッ
☆楽しさは安全に遊んでこそ!☆
☆時間がある時にでもご覧になると中には有益な情報もあります☆
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